株式会社ライセンス・ジャパンからのお知らせ

審査委員長ジョセフ・ベゼマン教授のスピーチ

2012年06月29日

食料品セクターの2012年以降のトレンド

2012年度のワールドセレクションでは、3000を超える食料品の応募がありました。食料品分野は常にイノベーションによる進化が顕著にみられるセクターで、それに伴いトレンドも変化します。
このセクターにおける3社の有数なコンサルティング会社:ロンドン近郊のサリーを拠点とする独立系リサーチ会社レザーヘッド食品リサーチ事務所、オランダ系イノバ・マーケット・インサイト社、ならびにロンドンを拠点とするリサーチ及び出版を専門とするニュー・ニュートリション・ビジネス(新栄養ビジネス)によると、持続可能性(サステイナビリティー)、高齢化社会および一般的に高まる健康志向という3大要素が市場と消費者動向を牽引していると発表しています。現行トレンドのハイライトを下記にご紹介いたします。

レザーヘッド食品リサーチの調査によると、健康とウェルネス関連商品が2012年市場で最も成長するカテゴリーとし、食料品に関する顕著なトレンドを下記のようにまとめています。

1.健康とウェルネス(ジャンク要素の減少):塩、砂糖や脂肪など含有量を控えるよりも、栄養素を強化する傾向に業界がシフトしている。栄養素の追加などにより商品へ付加価値を付け加えて宣伝する方が、何かが軽減されたことをハイライトするより消費者に好まれる。

2.持続可能性:企業の社会に対する責任や持続可能性という要素は市場において益々重視される傾向にあります。特に二酸化炭素排出量の削減は現代社会の課題です。それに伴い、パッケージのクリーン化や輸送時の二酸化炭素排出量を最小限に努める努力、またフェアトレードを始めとする、より論理的な手段で原料を入手するなど、福祉貢献的要素を取り入れた商品アピールに取り組む企業が増えています。

3.利便性(即効性):利便性は成功の秘訣、テーストが天下を取ると言われてます。多忙かつ多極化する現代社会において、何時間もキッチンで時間を費やす暇はありません。素材を混ぜるだけでミールが出来るソース、パッケージミールやインスタント食品など、簡単なホームクッキングや既成ミール商品は急成長を見せています。今後もさらに拡張する市場として注目されています。

4.フレーバーによる調整:塩、砂糖や脂肪分を減らせばテーストは変わります。そこで、機能性成分を補充し、テーストや食感を調整することで失われたテーストを補強します。ハーブやスパイスなど強いテーストを持つフレーバーを使用し、商品のインパクトを高めます。

5.”〜不使用”を誇張するマーケット:食品アレルギーはないが、特定の食品要素を摂取にないことで健康を改善できると信じる消費者が増加しています。

6.栄養機能表示:規制当局は栄養機能表示の規制を強化する傾向にあり、商品の機能などはより緩和された表現が使用されるようになりました。高齢者が若さを保ちたいという願望が強い市場ほど、栄養機能表示を伴う商品の開発を助長する傾向にあります。

 

オランダ系イノバ・マーケット・インサイト社の調査では、純粋度、信頼性と持続可能性を重視した商品をトレンドにあげています。経済が不安定な状況においても消費者は常に商品の付加価値を追求する傾向が強いそうです。(イノバ・マーケット・インサイト社リサーチ部門長ルー・アン・ウィリアムさんのコメント) トレンドのハイライトは以下の通りです:

1.”純粋性”は新たな自然:自然食品はある意味必然であり偶然ではないという認識が西欧の市場で確率しつつあります。

2.生産地:食料品のパッケージで生産地を誇張する傾向が高まっています。多くの消費者が生産地を品質の判断材料としてとらえていることが理由です。また、地産地消は西欧でも強く支持を受けています。

3.シニア世代向けの商品:65歳以上のシニア人口を対象とした食料品市場は、今後40年間で世界的に50%の成長率を見せると予測されています。高齢者対象食品の人気にともない、シニア人口の購買力が見直されています。新たに施行されたEUのラベル規制によって栄養分データはさらに明瞭かつ容易に理解できる表示が適用されますので、さらにシニアフレンドリーな商品が増加するでしょう。また、アメリカではパッケージの正面に栄養成分ラベルを表示する傾向が見られます。

4.40代が新20代に:40代から65歳の消費者はエネルギッシュなライフスタイルを継続するために必要な食料品に興味があります。

5.科学的根拠の重視:消費者は科学的に実証された栄養機能、例えばビタミンCの免疫効果など、の表示に興味を示します。

6.規制当局介入による食に於けるライフスタイルの見直し:政府主導による食生活パターンの見直し政策は常に賛否両論を伴います。デンマークでは世界に先駆け、画期的”脂肪”税を導入し、飽和脂肪酸含有量の高い商品に課税を始めました。現代病と言われる肥満や心臓病防止を目的としています。アメリカの規制当局も飽和脂肪酸、砂糖、塩分の含有量を減らすよう、生産者に働きかけています。

 

世界の健康食品業界のトップスペシャリスト:ジュリアン・メランタン(Julian Mellentin)社長率いるニュー・ニュートリッション・ビジネスは、業界有数のリサーチ分析会社です。当社のトレンド分析は以下の通りです:

1.自然性:”自然性”-または”自然機能”-が最大のトレンドです。西欧の市場では特に健康面で気になる症状がない消費者も含め、成分表に自然な原料を要求します。この傾向は特に、飲料、スナックの商品に強く見られます。

2.エネルギー:エネルギー関連商品は、世界的に最も成長率が目覚しい人気商品であり、多忙なビジネスエグゼクティブ、仕事と子育てを両立する親など、カフェインとビタミン補給で眠くなりがちな午後を切り抜けたい人々に人気です。

3.ヘルシーな消化機能:消化機能を助長する商品は、不景気知らずというリサーチデータが発表されました。かなり値段が高めでもその傾向は変わらないそうです。前生物的合成物や食物繊維など最適でヘルシーな消化機能を調整維持する商品のマーケティング交戦が顕著なのも理解できるというわけです。

4.効果の実感:期待効果が明瞭に指示されていると、消費者はその商品を購入することで得をした気分になります。また、効果が実感できるか否かによって商品の信頼性が左右されます。

5.ウェイト・コントロール:アメリカを筆頭に世界的に肥満人口が増加傾向にあるなか、この分野は世界的に収益性の最も高いセクターです。満腹感やカロリー消費を助長する成分を含む食品など、ウェイトコントロールをサポートする食料品が今後注目を浴びることになります。

6.動作をサポートする商品:40代以上の人口が世界的に増加傾向になるなか、骨や筋肉の健康維持、それらのスムーズな動作をサポートする食料品が注目を浴びています。

7.シニア人口を対象とした栄養商品:シニア人口の増加に伴い、スーパーや医療食品を取り扱う業者は大きなビジネスチャンスが期待できます。シニア人口は年代毎に、個々のニーズや嗜好などをよく分析カテゴリー分類した商品の開発が必須となります。

8.フルーツと野菜:新たにフルーツと野菜をベースとしたブランドが誕生し急成長を見せています。これらのブランドは大抵高価格帯で販売されていますが、人気の秘密はスナック感覚でフルーツや野菜が楽しめる利便性にあります。

9.デイリーフード(乳製品):デイリーフードはヘルシーな自然食品というイメージが高く、消費者が強く支持をするカテゴリーです。また、乳製品タンパク質は科学的な分析により多くの健康効果が実証されています。

10.優良穀物(シリアル):古代シリアルなどを含め、優良なシリアルはパンやペイストリー業界の2012年の革新のカギを握る素材です。加工された朝食シリアルなども含め、シリアルは自然、ヘルシーというイメージが高い商品です。「アマランタやキノアのような古代シリアルと呼ばれる穀物など、新たな秘伝的素材をベースにした商品が定期的に開発されている」とメランタン社長はコメントしています。消費者は新しい画期的なシリアル商品を望んでいるようです。

 

上記にあげたトレンドすべて2012年度モンドセレクションへ応募された商品に反映されていたことで、これらのトレンドを実証することが出来ました。

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